ピックアップ商工新聞
東商連 商工交流会
まちを人を元気に  

 4月14日台東区民会館・都立産業貿易センターを会場に第12回東京商工交流会が開催され、新宿からは5名が参加し、物品販売コーナーには戸塚 馬場支部の山手物産が出ました。
 午前中は全体会で井内尚樹名城大学教授の特別講演「中小業者を元気にしてこそ、内需が活性化し日本経済の未来が生まれる」を中心に進行。
 昼食後、午後は6つの分科会に分かれ、最後にまとめの全体会でした。第5分
科会では「まちを元気に、人を元気に」ということで、助言者に八幡一 秀中央大学教授に入っていただき「夜オリ」の経験を交流しました。新宿からは昨年の「絆オリエンテーリング」の経験を会森さんが発言。各地の夜オ リに刺激を受けて新宿で開催するに至った経緯や、初めての取り組みのなかでの苦労など発言しました。
 これからやってみようという民商からも発言。夜オリの意義や注意点など、多くのことを学ぶことができました。

大日本印刷包囲デモ

大日本印刷は労働者・下請けいじめをやめろ
 4月12日(金)昼12時〜13時までの昼休み大日本印刷本社を包囲するデモが行われました。
 大日本印刷の子会社で二重偽装請負が行われそこで働いていた労働者が2社にピンハネされ半分の賃金で働かされていました。


写真集「新宿ダンボール村」

巨大企業JRに抵抗し、勝利したベルクの副店長迫川尚子さんがこのたび写真集を出版しました。

おかげさまで、写真集「新宿ダンボール村」ができました。1996〜98年の2年間、毎日ホームレスの住むダンボール村に通いました。ムラが消滅し、ホームレスの姿も消えたように見えます。しかし、彼らは居場所がなくなり昼間はひたすら歩いているそうです。
あの時、街ゆく人々に自分の存在を示そうとしていた。そんな気がします。「俺らのことを知らせてくれ」。やっとその約束を果たせます。
26日から全国の書店で発売されます。印税は解説を寄せている稲葉剛さんが代表を務める「NPO法人自立生活サポートセンターもやい」に寄付しま す。と迫川さん。
 「毎日顔を出し、出されたお菓子も全部食べ、猫と勝手に遊んでいる」ほどホームレスコミュニティーになじんでみせた迫川さんに見せたホームレス の人々の表情が印象的です。行政は人が立ち止まれないように7000万円かけてオブジェをつくりました。それを見るたびに、「なんと冷たい仕打ち だろう同じお金で一日歩いている人達の居場所をなんとかできないものか」と思います。最底辺の彼らに対する冷たいし仕打ちは私たちにも降りかかっ てきています。人間の生存を刻んだ記録集。