ピックアップ商工新聞
消費税増税は許さないぞ
国民・中小業者の声新宿西口に響く
 5月16日、みんなの新宿をつくる会、新宿社会保障推進協議会(いずれも民商参加)共催で、「消費税の増税許すな!区民決起集会」が開かれ、民商から15名を含む100名が参加し、新宿駅西口を歩く人々に増税反対を訴えました。

 消費税増税をめぐる情勢は、社会保障と税の一体改革特別委員会での集中審議が行われるなど、緊迫度を増したまま、6月21日の国会会期末を迎えることが濃厚となっています。

 野田政権が総選挙公約に違反して持ち出してきた消費税増税は、国民の暮らしも経済もずたずたにし、財政危機さえ深刻にすることが懸念されるもので、多数の国民が反対しています。同時に自民党は、「社会保障と税の一体改革」法案審議でも、消費税増税「推進勢力」であることが、あらためて明らかとなりました。

 「一体改革」法案の審議が思うように進んでいないのは、消費税増税や社会保障改悪に国民が強く反対しているからです。確信を持ち新宿でも増税反対の運動を強めましょう。  

 集会後、「消費税が上がればお客が減るぞ」「消費税が上がれば仕事も減るぞ」などのシュプレヒコールをしながら、新宿駅西口ロータリーを一周するデモを行いました。

金融情報交換会 東商連経営対策部主催
日本政策金融公庫は本来の役割を果たせ
 5月12日(土)東商連経営対策部主催の金融情報交換会が東商連会館で行われました。

 日本の中小・零細企業は、他国に比べ、資金調達支援の面で恵まれている。政府系金融機関として「信用保証協会」と「日本政策金融公庫」の2つの機関が公的資金を使用し融資支援制度。目的は、一般ルートでは融資を受けることが難しい国内産業を活性させるために公的資金(税金)を投入して運営している。それが、機能しているのであれば素晴らしい制度設計なのです。

「日本政策金融公庫」新宿支店でおきた話。明確な融資謝絶理由を明示せず貸し渋りを三年にわたり行いひとつの企業と人生を地獄に追い込みました。これは事実です。

 無論、全ての中小・零細企業に融資支援をすることを主張しているのではない。企業努力をし、その成果で新規取引先を獲得した企業には融資支援をすべきと主張しているのである。「売上が少ないから…」の理由で融資謝絶は到底納得はいかない。バブル崩壊後、民間銀行の貸し渋りにより中小・零細企業の倒産増加が問題になった。それを是正するためにできた「中小企業円滑化法」。貸し渋りを軽減させるだけでなく、謝絶理由を明確化させ、企業経営の課題を明示し経営強化を図るためにできた法案です。

 政府系機関の金融機関が、目的から逸脱し、機能不全であれば中小・零細企業はヤミ金に手を出すしかない。倒産や自殺者、税金滞納、日本経済の低迷を政府系金融機関が促進させている事態を見逃すわけにはいきません。 東商連では毎月「金融情報交流会」を開催している。ここでは今現実に起きている金融にかかわる闇について解決手段を見出すために喧々諤々議論が交わされています。苦しんでいる方、一人で考えず一緒に解決策を見出そう。(YS)

経営対策部会

 4月23日に北区民商「第5回夜のオリエンテーリング」がおこなわれ、新宿経営対策部会から視察を兼ねて須藤さん(新中)、大木さん(牛込)が参加しました。この企画は、1回目は70名の参加ではじまりましたが、今回で5回目となり35店、142名の参加ということです。参加者は3人前後で組みとなり、3000円で購入したチケットに指定された店舗を2時間の間に3軒はしご。1店30分程度でまわりながら、各お店で来店証明のスタンプを押してもらいます。

 赤羽駅前の赤羽文化センターで午後6時半に開会。ルール説明のあと、参加店で使える食事券があたる抽選会。会場は大いに盛り上がり、その後午後7時に各コースへスタート。須藤さん、大木さんには北区民商の役員の方が一緒にまわっていただきました。須藤さん、大木さんによりますと「赤羽は昭和を感じるお店が多く、いろいろな出会いもあり楽しかった」ということです。北区役員さんの話では「夜オリ成功のカギはとにかくお店も参加者も楽しいこと」とのことでした。

 新宿からも元気の発信を!ということで、9月に「新宿、夜のスタンプラリー(仮称)」を成功させるべく経対部で企画中です。北区での成功に学ばせていただきながら、また新宿ならではの味付けも加えて内容を考えていきますので、みなさんのご協力をよろしくお願いいたします。