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小見山邦興さん (新宿中央支部)
店舗を持たずに商売ができる
日本テレホンショッピング株式会社
日本テレフォンショッピングのホームページを開くと「インターネットデパート、一流品をお値打ち価格でご提供、5万点の中からお探しの商品が選べます」と文字が飛び出し、家電から映像、オーディオ機器、スポーツやフィットネス商品の写真が次々と現れ、品数の多さで見るだけでもわくわくしてきます。
小見山さんは元々包装資材を販売する会社を経営していました。会社回りをしていると机などの事務機器がほしいと言われ、手配しているうちに「あいつは便利だ」と評判になり注文が増えていきました。何でも扱う便利屋のようになりましたが、次第にこれは効率が悪いと感じるようになりました。「店舗を持たず電話だけで受け付けて販売してみたらどうか、コストがかからない、同じものを売るにも安ければ安いほどいい、需要は無限大である」とアイディアが浮かびテレフォンショッピングの会社を立ち上げました。
口コミで評判が広がり、売り上げが毎年2割、3割アップ、社員にも楽々6ヶ月のボーナスを出すほどの勢いでした。ところがバブル崩壊後は消費不況で売り上げは激減。市場の実力が落ちる、家電の競争力が落ちるなどの変化が生じ、社会構造を分析した結果、「構造不況になっている、これじゃダメだとネット販売に切り替えました。」
当初は資金繰りに困り果て闇金を目前にしたこともありましたが人脈を生かし、知恵を絞って徐々に逆転、売り上げを2倍、3倍と増やしました。「ネット販売は誰でもできそうですが実際はモーレツな過当競争の世界、95%は消えていきます。楽して儲かる仕事はありません、私は寝ている時以外はほとんど仕事をしています。
生き残るコツはまず、キャッチコピー、いいスローガンを作ること。人の感性に訴えるものを作り出せるかです。次にコンピューターの勉強。ネットを見ればその人のレベル、技術、すぐわかります。シビアーです。安さ、安心、オリジナルのメーカーサイトのアフターサービスをアピールしてリピート客を増やす、コストを極限まで切り詰めて市場調査をして競争力をつけること。また世の中は年でガラッと変わります。常に社会の変化を見つめて時代感覚を磨くことが大事です、引退はできませんよ。」
次々とアイディアが浮かび止まることがありません、チャレンジ精神は続きます。 |
(聞き手:松本和美) |
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住所 |
新宿区新宿1-27-2-3F |
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電話 |
03−3354-3201 |
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HP |
http://www.tel-shop.co.jp/ |
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